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EEPROMライターについて

 先日、EEPROMライターを製作しましたが、一括してEEPROMに書込み場合にはPIC用に製作していつも使っているRCDライターが、PICProg4Uのバージョンアップ(v0.83→v1.32B)で書き込めることがわかりました。但し、RCDライターにEEPROMをセッティングする時に、そのセッティング位置を5pinほど下にズラす必要があります。
RCDライター
 PICProg4U(v1.32B)のメニュ画面のデバイス選択にはEEPROMもあります。
PICProg4U画面
 製作したEEPROMライターはマニュアル用に、RCDライターは一括書き込み用に使い分けることにしました。これで短い音声データならEEPROMに書き込むことが出来ます。
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    CC5X C Compilerの設定

     以前に試作した超音波モジュールが大きかったので、そのままではロボットに搭載は出来ませんでした。そこで、モジュールを作り直そうと思い、超音波センサーは再利用してロボットにも搭載できるサイズに小型化したモジュールにしようと考えました。インターネットで検索してみたら、ちょうどよさそうなのがあったのでが、よく調べてみるとCコンパイラーが今までのものと違い、初めてのものでした。

     まず、CソースをそのままでのHI-TECH C Compilerではうまくいきませんので、新たにCC5Xの開発環境をMPLAB IDE(v8.xもサポート)に整備することにしました。どちらもPICマイコン用のフリーソフト版のC Compilerなので、費用はかかりません。

    CC5XのCC5X free editionとマニュアルは、下記のURLにあります。
    http://www.bknd.com/cc5x/download.shtml

    cc5x画面
    【CC5X設定手順】
    (1)上記URLからcc5xfree.zip とマニュアルをダウンロードします。
     ・cc5xfree.exe の実行形式はMcAfeeウィルスチェックでひっかかりましたので避けた方がよい。
     ・マニュアルのcc5x-34.pdf (~460k) CC5X User's Manual、device (header) filesは
      headers.zip
    (2)自分PCに適切な格納場所にディレクトリを作成して、cc5xfree.zipを解凍したファイルを全て
      格納する。
     ・RELOC.INCだけをワーク領域にコピーする。
    (3)MPLAB IDEを起動して、C Compilerを設定する
     ・最初はProjectWizardからデバイスを指定していくと、select language toolsuiteでCC5Xを
      選択する。
     ・Browse.でCC5Xの格納場所を指定する
     ・MPASMとMPLINKに×がついていることがあるが、後で設定する
    (4)Set Language Tool Location でB knudsen Data CC5X を選択する
     ・ExecutablesのMPASMとMPLINKの格納場所を確認し、指定にする。
     ・Default Search Paths & Directories の Include Search Path,${INCDIR}を選択して、
      Browse.で格納場所を指定する。但し、格納場所は""で囲みます。
       例:"C:¥Program Files¥cc5x"

    以上を設定してOKをすれば、開発環境が出来上がります。
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      EEPROMライターの製作

       何かとEEPROMに関連した回路があると、どうしてもPICマイコンのライターのようにEEPROMのライターがあると便利かなと思っていました。マイクロチップ社のPICkit 2/PICkit 3や秋月電子のAKI−PIC2プログラマボードは多機能なライタで、各種PICマイコンだけでなくEEPROMも書き込めるようなのでそのライターを購入されている方は書き込めていいですね。

      Current PICkit 2 Device Support (March 2011)
      PICkit 2 Device Support List

       私は自作のPICライターのためATMEL社の24C512などは書き込めないので、手持ちの部品を使って自作のEEPROMを製作してみることにしました。EEPROMといっても8ピンのみの24C512や24C1024が出来ればよいのですが、EEPROMライターのソフトウェアも含めてあまり良いものがなく、インターネットでI2C 2線式シリアルEEPROMをプログラムできるフリーソフトの「シリアルEEPROMライター」というソフトを見つけました。
      シリアルEEPROMライター
       回路図も一緒にあったのでライターを製作してみました。3つのLEDが有り合わせのためバラバラですが、これはこれで良しとして残り物のユニバーサル基板にうまく収まりました。ソフトでの動作確認したところ、最初は動かず何度も回路チェックして原因がわかりませんでした。しかし、ライターのソフトのボタンはワンクリックでは動作せず、マニュアルに2度クリックしないと動作しない記述されており、操作には注意が必要です。

       よく調べたらRCDライターでもEEPROMに書き込めるらしいが、PICとEEPROMのピン配置が合わないので、ピン変換の基板か変換コードで引き出す必要があるようです。また、PICライターのソフトウェアもPICのみだと思っていましたが、EEPROMにも対応しているものもあるようです。但し、ビット単位で書き込みや修正は出来ないようでファイル単位での書込みのようです。
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        PG-03相当のジャイロモジュールを試作(9)

         RZ-1ジュニアに仮に取り付けて様子を見ていますが、揺れもPG-03レベルのようで、温度特性はPG-03よりも優れているようです。miconoさんのRZ1Peekというツールを使って,MR-C3024に読み込まれたジャイロの値(SRAMの&H530の値)を調べてみました。

        (1)ロール軸(RZ-1の左右方向)のジャイロ値(MR-C3024の&H530の値)
           少し揺れていたのが分布でもわかる。異常値を除くとσ=0.1と優秀な値である。
        ジャイロ値 RZ1Peekで500ポイント測定

        (2)ピッチ軸(RZ-1の前後方向)のジャイロ値(MR-C3024の&H530の値)
           全く揺れなかったことがわかる。一瞬、壊れたかと疑い、ゆすったらジャイロがちゃんと働きました。
        ジャイロ値 RZ1Peekで500ポイント測定。なお、コネクターを差し替えて測定したので同じアドレス。

         このぐらいの値でないとジャイロも安定動作しないということなります。急激な動きに対しての俊敏性はジャイロ本体の特性に依存することによる。安定化のために積分したことによる影響は小さく、デメリットにはなっていないようである。

         プリント基板を設計中で、インクジェットプリンタでOHPシートに2重印刷して、ずれていないかチェックして原版が出来上がりである。今後、プリント基板の製作とチップ部品の半田付けがうまくいくかが問題となる。

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          カレンダ

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