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PG-03相当のジャイロモジュールを試作(5)

 PG-03相当のジャイロモジュールの試作に取り組んできました。PG-03の仕様もまったくわからず、単純にパルス幅をジャイロ補正すればいいだろうというぐらいの発想で試作をしてみました。
 しかし、ここに来ていきずまり、もう一度PG-03をいろいろインターネットで調べてみたところ、PG-03では基準パルスを入力した後、PG-03からは基準パルスの入力が終わる前から、ある程度の遅延があってから補正パルスの出力が始まるということがわかりました。MR-C3024ではパルス幅だけでなく、どうもこの遅延も計測している可能性があると推測されます。以下に、判り易くPG-03の出力波形を図にしてみました。

PG-03の出力波形 パルス幅が100μsec長くなると遅延が50μsec短くなっているようです。この遅延時間がどうも影響していて、試作ではこのことを考慮しておらず、パルス幅と周期だけを合わせ込んだだけだったので、MR-C3024で認識してもらえなかったかと思います。

 従って、PIC12F675で試作したものはパルス波形を計測してからその計測値にジャイロの補正をかけているようにしたため、計測途中で出力波形を出すことは出来ないことがわかりました。これで暗中模索でしたが原因がわかりました。結論として簡単なデジタル処理では対処できず、アナログ回路特有の同時処理をしているのでPG-03と同じタイミングで出力波形を出すことが出来ない。今回の試作はこれにて終了とします。 


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